開発ストーリー

創業から60年、作り続けてきた中で培われた知識と経験

Q、まず、サイドバイザーはどのようにして生まれたのでしょうか?

サイドバイザーの制作にいたった経緯としては、創業者である田村愼一が車の雨よけの必要性を考えたことがきっかけです。雨の日に、換気をしようと思い窓を開けると雨が入ってきてしまう。晴れた日でも、走行中に窓を開けると風の巻き込みがあったり砂塵が入ってきたりと様々な不便さがあります。そういった煩わしさを解消する製品として"ひさし"のようなものを車に取り付けたら良いのではないか。このような発想からサイドバイザーは誕生しました。以来、60年という長きにわたって製造を続け、現在に至っております。

Q、DNP田村プラスチックの強みはどういったところでしょうか?

DNP田村プラスチックの最大の強みは、開発から製造まで一貫して社内で行っていることです。その為、サイドバイザーに関する全てのノウハウを全部署で情報共有し、ノウハウを常に効率的に蓄積しながら、開発、製造にあたっているからこそ、品質上優れた製品を作れているのではないかと考えております。
また、サイドバイザーの歴史はそのまま当社の歴史でもあります。単純にサイドバイザーを制作した期間の長さがノウハウの蓄積と考えれば、サイドバイザーを一番最初に制作した当社にこそ最もノウハウが蓄積されているはずです。

開発部

本社 営業開発部 設計担当者

Q、全行程を社内で一貫して行うメリットは何でしょうか?

メリット 社内で一貫して行うことの最大の優位性はスピードです。製品化までの納期が非常に短いものであるため、サイドバイザーを構成する部品なども納期は非常に限られた期間となるケースも多くあります。全てを社内で行っている当社はそれぞれの部署間ですぐに連携がとれるため、出荷までのスピードが圧倒的に違います。スピードが早ければ開発にかけられる時間も増えるため、その分、よりメーカーの意向に沿ったものが製品化できることに繋がり

ます。また、トラブルへの対処に関しても、社内で情報を共有することですぐに対処することが可能です。どこが悪かったのかを追求し、次に同じようなことが起こらないよう早急に対処することができるのも当社の特徴と言えます。

Q、具体的にどういった場面でノウハウが活かされているのでしょうか?

一例をあげると、成形工程における成形条件の決定にノウハウが活きます。サイドバイザーは樹脂製品のため、変形しやすかったり、肉溜まりと呼ばれる樹脂の塊のようなものができてしまったりと、非常に扱いの難しい面を持っているため、どのような成形条件で成形することが不良率を削減できる最適条件かを決定する際に、過去のノウハウが活かせる場面が多々あります。例えば、「このような形状ではこういった傾向にあるので、このように工夫をしよう」といったような経験則に基づく工夫を用い、変形や肉溜まりによって生じる不具合を回避しやすくなります。

ノウハウ1

ノウハウ2

各自動車メーカー様からの要望に完璧にお応えする

Q、サイドバイザーの開発部門としてのやりがいを教えてください。

開発部担当者イメージ

開発部門でのやりがいは、各自動車メーカー様からの要望に完璧にお応えするのも1つですが、それ以上に自らサイドバイザーの企画をして、その企画が通ったときに感じます。例えばメーカー様より「車両のデザインにマッチするようなこれまでにないバイザー」、という要望を頂戴し、これまでにないデザインだったり、一体感だったりと様々なキーワードから形状を考え、全てのハードルをクリアするために何度も検証をしていきました。そうして練りに練った企画がメーカー様に承認され、実際に製品として世に出るのを見るのは、開発部門としての最高のやりがいですね。
サイドバイザーは企画から製造まで何ヶ月も時間がかかりますし、大変なこともたくさんあります。しかし、製造にかかる時間の何倍もの期間に渡ってお客様の手元に置いていただくものですから、安全性はもちろんのこと、長い期間使って戴けるような品質を保持しなければならないと思っております。全てのドライバーにサイドバイザーの良さを知って戴き装着して戴ける、そういった商品を目指してこれからも研鑽を積みながらより良い商品を作っていきます。

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